朝の指のこわばり

朝起きた時だけ、という事が多いので、忘れてしまいがちですが、肩や首がこっている、痛い、というお話しと一緒に、思い出したように「こわばり」についてお話をされることが多いです。


この記事でわかること

• 更年期に朝の手のこわばりが起きる女性ホルモン(エストロゲン)のメカニズム
• ホルモン変化に加えてこわばりを悪化させる日常的な要因
• 朝の不調を和らげるために今日からできる保温・生活習慣の工夫

「朝の手のこわばり」が起きる主な原因

朝起きた瞬間、指がキュッと固まって動かしにくかったり、グーの手をつくるのがつらかったりすることはありませんか?「朝の手のこわばり」は、特に40代以降の女性から多く寄せられるお悩みの一つです。

手指のこわばりには疾患・病気(関節リウマチ、腱鞘炎、手根管症候群など)様々な原因が考えられますので、まずは医療機関を受診してください。

整体では、疾患・病気以外で女性のライフステージにおける生理的変化や日常の疲労・冷えを原因とした「こわばり」についてお話しします。

エストロゲン減少による関節・腱の柔軟性低下

更年期に多いの手のこわばりに深く関わっているのが、「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンの減少です。

エストロゲンには、関節をスムーズに動かす軟骨や、腱(けん)の周りを包む滑膜(かつまく)のうるおい・柔軟性を保つ大切な働きがあります。

更年期に入りエストロゲンが急激に減ると、関節周りの組織が乾燥して柔軟性を失い、炎症を起こしやすくなります。

その結果、特に動きの少ない睡眠明けの朝に、手指の関節が引っかかったり、固まったりする「こわばり」として現れることがあります。

自律神経の乱れによる血行不良と冷え

更年期はホルモンバランスが崩れることで、体温調節や血管の開閉をコントロールする「自律神経」も乱れやすくなります。

自律神経が乱れると手足の末梢血管が収縮し、指先まで十分な血液が行き渡りにくくなります。

睡眠中は全身の代謝が低下するため、冷えや血流の滞りが加速し、朝起きたときの手の動きにくさにつながってしまいます。

日々の家事やデスクワークによる手のオーバーユース

更年期による質の変化に加えて、日常的な「手指の使い過ぎ」の蓄積が原因のこともあります。

これまでの長い人生で、私達は料理や掃除などの家事、毎日のパソコン作業やスマホ操作など、手先を常に使っていますが ケアをしている人はなかなかいないと思います。

ケアをせずに使い続けてきている手指が疲れすぎていることも想像できますよね。

整体では主にこの「使いすぎ」の疲れに対応しています。

日常でできる手のこわばり予防と注意点

疾患・病気以外で手のこわばりを感じたときは、体全体のホルモンバランスや生活環境の変化に目を向けてみましょう。

• 手や体を冷やさない

関節や腱は冷えると血流が悪くなり、硬くなりやすい性質があります。
クーラーで冷えすぎないように気を付けたり、お風呂につかったりして、冷えの予防をしましょう。

• 手指の使い過ぎに気を配る

重い鍋を持つ、雑巾を強く絞る、長時間のスマホ操作などは指関節に大きな負荷がかかります。

固い蓋を開けるときはオープナーを使う、重い荷物は手で持たずカートを使うなど、ちょっとした工夫で指関節への負担を減らせます。作業の合間には意識して手を休め、緊張を緩めましょう。

• 十分な睡眠と栄養バランスを整える

睡眠を意識したり、体の内側からホルモンバランスと血流をサポートする食事を意識しましょう。

まとめ

朝起きたときの手のこわばりは、更年期における女性ホルモン(エストロゲン)の減少や、自律神経の乱れによる血行不良が大きく関係しています。

睡眠や食事に気を付けながら 使いすぎによる筋肉の疲れもケアをしましょう。

当院では、手指の先から、肩、首、背中など、全身の調整して、疲れた筋肉のケアを心がけています。

「この手のこわばりは疲れかな?」と思ったら、ご相談くださいね。